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各種指数

IQ・知能指数
 被験者の知的な能力が、何歳の人の平均と同じかをあらわしたものを「精神年齢 (MA)」と呼ぶ。
 俗語的に用いられると誤解を招くので知能年齢という言い方をされることもあり、発達検査などの場合は「発達年齢」と呼ぶ場合も多く、対義語は「生活年齢 (CA)」であり、「暦年齢」「実年齢」などとも呼ばれる。
 成人後は知能の伸びが緩やかになり、老年になると下降していくため、精神年齢の概念は、成人後はあまり有用ではないとされるが、児童の発達を見るのには感覚的に受け入れやすい。
 しかし、12歳以降はもはや本来の意味での精神年齢の定義ではなく、もっぱら自然なIQを算出するために定めた架空の数値と言っても過言ではない。

EQ・情動指数
 心の知能(EI)は、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする技術であり、心の知能指数(EQ)はそれを測定する指標である。
 EIは、次の7領域を測定する
 ※感情の自覚・感情の表現・他者の感情の理解・感情の推察力・感情の自己統制・他者の感情の統制・感情の自己管理
 比較的新しい概念のため、定義はいまだはっきりとしていない。
 認識を扱う領域では、知能と知識ははっきり区別されている一方、感情を扱う領域では、知能と知識の区分が曖昧である。

PQ・潜在能力指数
 2005年にはHQに改称された。
 前頭前野がもたらすヒトをヒトたらしめる意識や知性、知能、感情制御、社会性をもたらす機能の総称である。
 PQの発達は8才がピークで子供のPQを高める方法には、読書(音読)、計算、会話、豊かな人間関係、遊び等が指摘されている。
 また、跳ね返すことが出来る程度の適度のストレス、躾けや武道の鍛錬なども脳内ホルモンのドーパミンが分泌して、前頭連合野の働きを活性化させる。

 いずれにしても、心理学や精神医学で用いられる精神年齢は、精神的な大人の基準を示すものではない。
 インターネットや一般向けの書籍にある精神年齢診断は占いに近いものである。
 一般的には、欲求の発達階層に比例する精神的な成熟度と考え、「基本的欲求」への執着から解放された「成長欲求」の段階を精神的な大人と考えるほうがわかりやすい。
 ※「基本的欲求」は、人間が生きていく上で不可欠なものであり、「基本的欲求」への執着からの解放であって、「基本的欲求」が無くなるという意味ではない。
欲求の階層説

BDSM

日本では単にSMと呼ばれるが、欧米ではBDSMという方が一般的である。
BDSMとは、人間の嗜虐的性向を一纏めにして表現する言葉であるが、その意味は主に以下の二種類がある。

「B」…Bondage(ボンデージ)「捕われの身分」、またはその状態
「D」…Discipline(ディシプリン)「懲戒」、西洋では体罰による厳しい躾も意味する
「S」…Sadism(サディズム)加虐性向
「M」…Masochism(マゾヒズム)被虐性向

「B」…Bondage(ボンデージ)
「D」…Domination(ドミネイション)支配
「S」…Submission(サブミッション)服従・隷属
「M」…Manipulation(マニピュレーション)操作

欧米において、苦痛を媒介とするS&Mと、奉仕または序列関係を媒介とするD&Sがあり、BDSMという言葉は、両者の区別が失われた性風俗としてのSMプレイに関する研究によるものである。
 
CFNM(Clothed Female(s) and Naked Male(s))(着衣の女性と裸の男性)の略。
CMNF(Clothed Male(s) and Naked Female(s))(着衣の男性と裸の女性)の略。

BDSMにおいて、服装に格差をつけることで、不自然さ・アンバランスさによるエロティシズムや支配従属関係を明示または暗示するために用いられるが、性風俗としてのSMプレイにおいては、単に露出性向や窃視性向によるものと考えるほうが自然である。

一般的な文化や生活においても、舞踊や舞台、一般表現物などにおいても、ソフトないし露骨な形でのCMNFが見られる。
たとえばペアのダンスにおいては、女性の服装のほうが明らかに露出度が高く、広告やマスメディアにおいても、そうしたシチュエーションはよく見られる。
これらの根本にあるのは、異性の性的客体化(sexual objectification)(※)であるとされる。

※性的客体化(exual objectification)
性的な擬物化、すなわち人の擬物化である。
異性(特に女性の場合が多い)を性的な物であるとみなし、それらの性的な属性と肉体的な魅力を強調することだが、性的な擬物化の概念、特に女性の擬物化は、フェミニズムから得られたフェミニスト理論と心理学的な理論の中で重要な意味をもつとされる。
多くのフェミニズムにおいては、性的な擬物化は好ましくないとし、そして、男性が女性を征服する方法で重要な役割を果たすとみなされるが、フェティシズム(意味に注意)において、擬物化によって逆にそれが崇拝の対象となるという考え方もある。

世界のムチ

西洋において、主に抵抗できない相手を殺さずに痛めつける拷問用途に生まれた道具であり、戦闘用の武器ではない。
東洋における鞭(笞、むち)とは、人や動物を打つ為の細長い竹の棒、若しくは棒状の柄に革紐や鎖などを取り付けた道具である。
概ね棒状のものをロッド、ひも状のものをウィップといい、広義では、新体操のリボンなども含まれる。

●ブルウィップ(起源 : 牛追い鞭)
長く柔軟な1本に編まれた鞭で、長さは1mから8m近いものまである。発祥は牛をコントロールするのに使われる農具である。
素早くふるう事により破裂音を出し牛を追うのに使っていたのだが、後にムチの愛好家によって音を鳴らすクラッキングと的を狙うシューティングに分かれアメリカ西部の競技などに用いられるようになった。
この競技をウィップ・クラッキングという。
プロのクラッキングでは、ブルウィップの先端の速度が音速を超える。

●馬上鞭
馬の尻などを打って馬に指示を出すための鞭。
長さは60cmほどで先端には小さな板が付けられており痛みよりも音を大きく鳴らすことが目的。
3m以上の馬車用のものもある。

●キャットオブナインテイル
柄に九つ、もしくはそれ以上の数の革紐を取り付けた拷問器具。
一度の振りで多くのみみず腫れを起こす。
房が多い分一本一本の威力が低く戦闘用には向かないが、拷問用としては致命傷を与えにくいことが長所となる。

●教鞭
「教鞭を執る」という成句があるように、かつて教場で教師が鞭を持ち使っていた。
西洋では、樺(かば)の枝が使われたことから、バースロッドともいう。

●鞭
中国などで用いられた、竹、木、金属など材質や長さが様々な棒状の武器。
しなりはまったく無く、鉄の場合は鉄鞭という。
柄となる部分以外には、威力を増すために節などが付けられ多節鞭もある。
日本では、竹を素材とするものを「笞」という。
十手も鞭の一種で、鉄扇や喧嘩煙管などのような特殊なものもある。

日本のムチの歴史
罪人に苦痛を与えて強制的に白状させる拷問は、日本でも古代から存在していたと推測されるが、公式に制度化されたのは奈良時代、大宝律令が制定されてからである。
律令で定められた拷問は、罪の容疑が濃厚で自白しない罪人を、刑部省の役人の立ち会いのもと、杖(じょう)、拷問に用いる場合は訊杖(じんじょう)を用いた。
律令における訊杖の規格では、長さ3尺5寸=約1mで、先端が4分=約1.2cm、末端が3分=約0.9cmと定められていた)で背中15回・尻部15回を打つ。
自白できない場合は次の拷問まで20日以上の間隔をおき、合計200回以下とする条件で行っていた。
皇族や役人などの特権者、16歳未満70歳以上の人、妊娠間近の女性に対しては原則的には拷問は行われなかった。
ただし、謀反などの国事に関する犯罪に加担していた場合は地位などに関係なく、合計回数の制限もなかったと思われる。
このため拷問中に絶命する(杖下に死す)罪人も少なくなかった。
奈良時代の著名な政変の一つである橘奈良麻呂の乱で、謀反を企てた道祖王、黄文王、大伴古麻呂らが杖で長時間打たれた末、耐えかねて絶命したのは良く知られているが、他にも長岡京造成途上での藤原種継暗殺事件や、承和の変、応天門の変などでも容疑者を杖で打ち続ける拷問が行われたとされている。
やがて遣唐使中止や延喜の治の頃になると、杖で打つ拷問は廃れていったと考えられる。

江戸時代に行われた拷問としての鞭打ちを笞打(ちだ、むちうち)という。
被疑者を上半身裸にし、肩に肉が盛り上がるようなかたちで縛り固め、非人や牢屋の中間が縄の端を引っ張って動けないようにするところから始まる。
被疑者は自白するまで何度も何度も打たれるが、このとき使われるのは箒尻(ほうきじり)という棒である。
時代劇では、ささらや弓の折れたものなどが使われるが、箒尻は竹を途中まで二つに割り、麻糸で固く補強してから、さらに観世紙縒(かんぜこより)で補強したもので、重さは軽いが非常に打撃力が強い。
刑罰として行なわれる場合には咎打(とがうち)という。