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嗜好に関する誤解

『嗜好(しこう)』
嗜(たしな)み好(この)むこと。
好(この)み。

「嗜好」について一般的な国語辞典などでは、上記程度の説明しかしていないものがほとんどである。

「嗜好」という場合、本来は基本的欲求に関するものには用いられない言葉で、基本的欲求に関するものに用いる場合は「指向(無意識的な方向性)」または「志向(意識的な方向性)」のいずれかを用いる。
辞書によっては、「志向」を主観的な方向性とし、それとの対比から「指向」は客観的な方向性としているものもある。

例えば、生存に必要な栄養を得るための日常的な食事に関しては「指向」または「志向」であり、それらとは異なり生存には影響しない、例えば菓子などについては「嗜好」である。

「性的嗜好」という言葉は、明治時代、精神医学用語(英語)を日本語に翻訳した際に「セクシャル・オリエンテーション」を「性的指向(性的な好みの方向性)」と訳したものが、日本では「指向」や「志向」という概念が一般的ではなかったため、同音異義語の「嗜好」が誤用されたという説や、出版の際の誤植が原因という説があるが、いずれにしても、誤って学術用語として定着してしまったものだといわれている。
「性的嗜好」というのは性的な「嗜癖(しへき)」というのが正しい。
「嗜癖」は、「あるものごとを特に好き好むこと」
「人格・性格の偏り」を意味する「性癖」と同様、間違った使い方が一般化した例である。
※たばこや酒で使われる「嗜好品」という概念は日本特有のもので、それが欧米でも使われるようになったといわれる。

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