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粋でいなせな…、の「いなせ」について

「ボラ」は、大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚(関東-オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド )で、様々な言葉の語源となった。

「オボコ」は、子供などの幼い様子や、可愛いことを表す「おぼこい」の語源。
「イナ」は、若い衆の髷の青々とした剃り跡をイナの青灰色でざらついた背中に見立て、「いなせ」の語源とも言われる。
若い衆が粋に見せるために跳ね上げた髷の形をイナの背びれの形に例え「鯔背銀杏(いなせいちょう)」と呼んだという説もある。
「トド」は、「これ以上大きくならない」ことから「とどのつまり」の語源となった。

江戸時代の「粋(いき)」を大人の美学とするならば、「鯔背(いなせ)」は、大人(一人前)になる一歩手前の若い衆が意気がって(大人ぶって)「粋」に見せようとする様子をいう。
最近は、「粋」と「いなせ」が混同されることが多い。
たとえば、「粋でいなせな…」という表現は、個人ではなく、様々な年代を含む集団に対して使う言葉であり、「粋」と「いなせ」は同じではない。

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